理想と現実
2013年2月。
自分が母になることを知りました。
その後、出産までの間に子育てに対するいくつかの決意をしました。
細かく書くとキリがないのですが、メインどころはこんな感じです。
・優しい笑顔で接する
・居心地(雰囲気)の良い家庭にする
・感情的になって怒鳴らない
・否定言語を頻発しない
・我が子を褒める、認める
・子どもの気持ちに寄り添う
・親の言いなりにしない
・経験豊かな育て方をする
・放任主義の親にならない
「なぜそう思ったのですか?」
と聞かれれば、自分が育った家庭環境や育てられ方とは真逆を実現したいという思いが強かったから。
それが当時の私の答えです。
2022年4月27日現在、我が子は4人。性別は全員男の子。
まだ子育て未経験だった私が掲げた決意(理想)たち。
全てではありませんが、到底思うようにはいっていないのが現実です。
古くからの謂れに「親の心子知らず」とあります。
諺として言い伝えられているからには意味がきちんとあるのだと感じます。
1人とは最大のストレスであり非効率である
長男と次男の子育てを振り返って今思うこと。
それはなにもかもが下手くそだったということ。
一つ言い訳をするなら、年子の子育ては決して容易いものではありません。
それゆえに毎日を乗り切ることが精一杯で、周りに気をかける余裕すらありませんでした。
ただひたすら「私はやるべきことをやっている」「誰にも何も言われたくない」
そんなことを思っていました。
結果、どうだったか。
ただひたすら苦しくて辛かったです(笑)
数年経過して今現在、家庭とは別に「育縁」という居場所ができました。
私たち以外にも子育て中の家族がいて仲間でもある。
たわいもない会話から愚痴や子育ての悩みをシェアできたりもします。
悪い意味はなく、人の子育てを見て新たな気づきを得られたり、我が子を可愛がってもらったり。
親子ともにメリットしか感じられない居場所があるとは幸せなことだと日々感じます。
私は子どもが4人になってようやく持てた気持ちのゆとりによって成立していることですが、
最初からうまくやっているお母さんもたくさんいると思います。
ずいぶん遠回りしたなぁと思いますが、それも私には必要な修行のようなものだったのだろうと捉えています。
8年間子育てをしてみて思うこと。
それは、親が自分の理想を実現するために思いを強くすればするほど空回りするのだろうということ。
力を抜いてそれぞれオリジナルの在り方があるのだと心得ること。
お互い生身の感情を持ち合わせた人間だから、意見が食い違うことがあり全てをコントロールできるはずがないということ。
まだまだ子育て人生は続きますが、マイペースにやっていこうと思います。
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