帰国子女あるあるネタ その1 「教育」に対する考え方

日本の教育

日本では、教育の目的が「大企業に就職するために、良い大学に入ることだ」
という考え方が今も根強く残っています。
現在では変化してきている所も多々ありますが、出席率を満たし、
課題を提出することで単位がもらい、一定上の単位数を獲得すれば卒業が可能です。
極端な言い方をすれば、受け身の教育という印象が非常に強いです。

また、全員が同じレベルを目指したカリキュラムである傾向が強いです。
これは何もクラスで受講する科目だけではなく、

  1. 授業を受ける教室が1つに決められている
  2. 給食がある
  3. 教室や施設の掃除をする
  4. 行事が多い
  5. 制服、体操着などのユニフォームがある

など、連帯感を生み出す仕掛けが至る所にあります。

アメリカの教育

一方アメリカでは、教育を自分が生きていく上で何をしたいのかを考え、
その準備のための知識と経験を得るために高校・大学を選定し学びにいくところが多いです。
言い換えると、日本と対局のノウハウの取得のための積極的教育であり、
主体的に行動しています。
これができなければ、高校・大学では単位を落とし、退学になってしまうこともあります。
この退学に関しては、日本のように再試験などの温情はあまりありません。

また、どの科目の授業中であろうとも意見を交わして議論するディベートが行われてました。
ここでいうディベートとは、学会のように専門用語や論理的思考を展開させた難しいものではありません。
「分かりません!!」「なんでですか?」「その考えに至った経緯はなんですか?」など
WHYを重点的に追求することです。

「外国人は主張が激しい」とよく聞きますが、その理由がこれでしょう。
彼らにとって、それは教育を通して得た常識であり、
自分の考えを伝えられない日本人の方が彼からから見ると「非常識」だとみなされてしまう場合もあります。
実際、自分は2回目の渡米生活の時、これに散々苦しめられました。

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